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願望を現実にするお話

こんにちは、セシリアです。日本に行った時、東京ディズニーシーに行きました。そこはストーリーごとにエリアに分かれていて、小さな釘1本、パイプまでもが、場所ごとに違っていました。それぞれが完璧なスタイルにできているのを見て、人間がこんな世界を創り出すことができることを素晴しいと思いました。

創造力のある人材を育てる

メルボルンにはスタイルがとてもユニークできれいな所があります。そこはシュタイナースクール。 私は去年のオープンデーに行って「ここはディズニーランド、いえ天国のように素敵な場所」という印象を持ちました。ハーブの庭や花畑があり、この先に何があるのだろうとワクワクする、曲がりくねった道がありました。孔雀や珍しいふわふわしたニワトリもいました。建物は木材と土が入った漆喰でできていて、教室は真四角な部屋ではなく、不規則でかくれんぼができるような印象。そこは、優しい虹色に塗ってありました。Open-airの教室もありました。子どものサイズに合わせた椅子やテーブルがあり、まるで妖精の家のようでした。ここには、市販のプラスチックでできたおもちゃはありません。子どもたちが創造力を使って木や布で作ったおもちゃがあります。

そこで子どもたちはバッハの曲をオーケストラで演奏していました。ここでは、知識を頭に詰め込むことは、大人になってからでいい、その年齢でしかできないことをやるべきといっています。好奇心を持ち、想像力を働かせ、前向きで積極的な性格は、子どものときしか身に付けることができません。それは遊びの中から学ぶことが多く、子どもの身体と心の成長に合わせてカリキュラムが組まれているのがわかりました。

創造力で問題解決

シュタイナー教育を受けている子どもは、積極的なような気がします。モンサルヴァトというアーティストコミュニティーでピクニクしていた時、突然かわいい5歳の男の子に話し掛けられました。「プールで一緒に泳がない?」「でも今水着用意していないから無理よ」「じゃあ、うちのお母さんのを貸してあげるよ」「サイズが合わないわ」ノということで私は断ったのですが、彼はよほど泳ぎたかったらしく、他に一緒にプ−ルに入ってくれる女性を探し出しました。アーティストであるお父さんいわく「まだ一人で泳げないから」。でも私は、すぐ諦めないでいろいろ方法を考える姿にあこがれました。その子もシュタイナースクールに行っています。

創造力のある子どもは、これからの世の中にとても必要な人材になるでしょう。10年後の社会や経済の状態は、誰も予測できません。でも、安い石油や天然資源が少なくなることは確かです。 試験で学んだことをうまく言い返す人より、問題の解決方法を考え、それを実現する人のほうが将来の社会にとって貴重です。たとえば、冷房や暖房する必要がない家の建築家。ガソリンが高くなるから車で通勤しなくもすむような都市の計画者。化学肥料や薬を使わなくても、おいしいものが育てられる有機農家。勉強しても、その方法は教科書には書いてありません。

現代社会には欠点がたくさんあります。無駄に輸送トラックが都市間を往復しているような光景も見かけます。

こうした社会のデザインを見直す時期に来ています。近い将来創造力と実行力のある子どもたちの手を借りるときが来るはずです。

私の願望の一つ

世界に1つだけの私のためのドレス。

今私にはやりたいことがあります。それは「室内洗濯物干し」を好みのスタイルで作ること。アールヌーボーっぽいデザインでリビングに置いてもカッコよく、なおかつ効率よく干せる物。現在の家に引っ越した時からの願いで、この3年間ずっと検討しています。去年メルボルン大学の建築学の建物をブラブラ見に行った時、なんと!「洗濯物干し」展覧会が目の前にありました。それは宇宙人が作ったもののようで、彫刻のようなもの、水道管のようなもの、ボタンを押すと棒がスルスルと吸い込まれて見えなくなるものなど、店で買うことができるようなものではありませんでした。これらの建築科1年生の創造力を豊かにする課題は、私の願望を実現する動機付けになりました。今使っている物干しは市販のもので、もうボロボロになってきていることに改めて気付きました。「願望を実現するべき時」と思いました。そこでその「洗濯物干し」の先生を探して相談しました。パーティーに行った時、未完成のデサインを友達やそこでできた新しい友達に見せ、いろいろなアイデアをもらいました。現実に一歩近づいたと感じています。

ドレス作りのBetty先生。製作に2ヶ月かかりました。

願望を実現させるための方法

とはいえ一人で新しいものを創り出したり、始めたりするのは難しいでしょう。 1900年代にはいろいろな先生、農家、建築家のサポートのおかげで、シュタイナーの教育や建築、そしてBiodynamicsという有機栽培方法が世界中に広がりました。

ウォルト・ディスニーは、1930年に素敵な映画のビジョンを他のアーティスト達とシェアして、世界で初めてアニメーション映画を作り出しました。

将来の省資源、省エネルギー社会を作り出すことは、政府や企業に頼っていてはできません。個人個人小さいことからスタートし、お互いに協力し合うといいでしょう。

デザイナー物の洋服がほしい、新車がほしいというような誰もが思う一般的な願望は、誰も興味を持ってくれないでしょう。でも心の底から本当に実現させたいことを願えば、誰かが助けてくれます。実現させようとしている人がいたら、「偉いね、がんばってるね」と応援してくれるでしょう。

私にはまだ実現していない夢が一杯ありますが、実現したことが一つあります。それは子どもの頃からの願いで、英国エドワード王朝時代のドレスを作ることでした。初めは難航しました。図書館で写真や絵を探し、ドレスのパターンを見つけました。でも難しすぎてそれだけでは作ることができませんでした。多くの人に手伝いを頼もうとしました。でもプロは料金が高すぎ、ファッションデザインを学ぶ学生は自分のプロジェクトで忙しすぎノ。

ある日そのドレスのデザインの本を見ながら、銀行の長い順番待ちの列に並んでいた時のことです。ある女性が私の肩を叩きました。「あなた、そのドレスを作りたいの?」。彼女はドレス作りの先生でした。それがきっかけで私は彼女に昔のドレスの作り方を教わることができました。やりたいことがあれば、道は開けるものだと思いました。あきらめずに強い願望を持ち続ければ、誰かが助けてくれるのです。どうしてもやりたいけど、まだできないことがあるとき、このドレスを作った過程を思い出すと、「できるかも」という勇気が湧き出します。

あなたもユニークな何かを創り出すことにチャレンジしてみてはどうでしょうか。最初は本を見て好きなスタイルを決め、いつも目に付くところやスクラップブックに貼っておくなどすると願望が強くなっていくでしょう。

もちろん初めてのことはうまくできないこともあるでしょう。友達に聞いてみたり、教えてくれる先生を見つけたりすることも大事です。近所のおばあさんがニットの先生かもしれません。「私、こんなことができるようになりたいの」「こんなものを作りたいの」と言い続けてみましょう。また、CAE(Council of Adult Education)などの短期コースに入って勉強するのも手です。

時間的な効率から考えると、市販のものを買うほうが早いし安いと思います。でもお店で買うスカートや椅子はたぶんすぐ飽きてゴミになるでしょう。自分が願望し作り出したものは、がんばった思い出や自信につながり、それが「証拠」としていつまでもあなたを応援してくれます。

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