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少しずつ変わっていくことのすすめ

こんにちは、セシリアです。一度に何かやろうとすると失敗することが多くなります。パーマカルチャーの考え方では、何かを始めようとする時や変化したい時、少しずつ始めるほうがいい結果を産むと説いています。たとえば、庭に花を植える前に、日の当たり方や水はけを確認する時間を1年間とる。しばらく土を観察する。そのうえで必要なものを揃える。時間をかけて準備したり、少しずつ進展させるほうが、一時にすべてを終わらせてしまうより、何かあった時軌道修正もしやすく、成功率は高くなるでしょう。

自分の土地がどのくらい必要?

私は、5年前から続けているクイズがあります。Ecological Footprintといいます(http://www.earthday.net/footprint/index.asp)。このクイズは、食べ物、交通手段、住まい、サービスの四つのジャンルに分かれていて、簡単な質問が14あります。ぜひやってみてください。地球上で人間が生産的に使える地域を調べ、それを一人ずつ均等に分けると1.8ヘクタールあることがわかっています。クイズはそれを元にそれぞれが生活していく上でどのくらいの水や土地が必要なのかを換算してわかるようにしています。たとえば、私達が吐き出す二酸化炭素を酸素に変える森、食べ物を生産する農場、必要な金属を掘り出す採鉱などの広さを表しています。つまり色々消費するほど、面積は広がってしまいます。低消費の生活を趣味のように熱心にやっている私は、初めてこのクイズをやろうとしたとき、「小さい面積だろう」と期待していました。120年前の古い断熱効果の高いコンパクトな家をシェアしているし、車を使わず自転車に乗っています。それに包装されていない有機栽培のものを買っているからです。でもショックなことに、結果は普通のオージーと同じぐらいの数値でした。その年3回海外旅行に行っていたからです。でも飛行機に乗らない年は、自慢できるほど低い数値でした。つまり、飛行機の燃料を使って地球の資源を費やした、その排気ガスをきれいにするために、もっと森林が必要、ということなのでしょう。毎日の生活の細かいことばかり目がいって、肝心なことに気がつかなかったのです。

もっと穀物、野菜を食べよう

植物から摂る蛋白質と動物からの蛋白質を比べると、同じ量を作るのに、動物性のものは植物性のものよりも約9倍の資源がかかるそうです。穀物はそのまま食べられますが、その穀物を育てた上で牛の餌にしなくてはいけないのですから、効率が悪いのでしょう。このクイズをやっていくうちに、多くの人はもう少し肉を減らせば、環境への負担が少なくなると理解することでしょう。みなさんもベジタリアンになることは、経済的にも健康的にもいいのではないかと気付いているのでは? とはいえ、急にベジタリアンになろうと思ってもなかなかできません。でも食べ過ぎていた肉の量をみんなが半分ずつでも減らしたら、ベジタリアンが増えたのと同じことにならないでしょうか。本当に必要な肉の量は少しでいいはずなのです。

では、ベジタリアンとビーガンのことをお話します。 ベジタリアンになるのは「死んでいるものは食べたくない」、モラル・宗教のためと色々な理由があります。彼らは乳製品と卵から蛋白質を摂り、鉄分が足りなくならないように、パセリやほうれん草など、濃い緑色の野菜を食べています。私が好きな栄養バランスがとれたベジタリアンメニューは、ほうれん草、チーズ、松の実のキッシュです。ビーガン(Vegan)になりたいと思う人は「動物の権利を守りたい」というのが、多くの理由です。だから動物性蛋白質は摂らず、蜂蜜さえ口にしません。今の私のハウスメイトもビーガンです。彼女はトーストに塗るバターの替わりにアボガドを使い、朝乾燥豆を水に浸しておいて、夜それを料理してくれます。メキシコのチリビーンズやインドのダールなどです。私の好きなビーガンのメニューは、インドネシアのガドガド。茹でた野菜と豆腐に甘辛のココナッツとピーナッツのソースがかかっていて、ミネラルもたんぱく質も豊富なメニューです。

明日からすぐベジタリアンやビーガンになるのは難しいでしょう。でも、肉の量を減らすことはできます。できるところから始めるといいでしょう。まず、レストラン行ったら「ベジタリアンのメニューはありますか?」と聞いてみましょう。そこでメニューを開いて、ベジタリアンのメニューを見てください。次に、ベジタリアンレストランに行きましょう。お店の人は、ベジタリアンの良さを伝えたいので、おいしいメニューが用意されているはずです。私の大好きなレストランを紹介しましょう。

●The Morroccan Soup Bar (Brunswick Tel: 03-9482-4240) ここはとても安くて、モロッコ風のエキゾチックな雰囲気が楽しめます。予約しないと入れないほどいつも混んでいます。ベジタリアンにはソフトな人が多いけれど、オーナーは男性的で強い女性。ベジタリアンのイメージとは違いますが、ホームレスに食事を出すような優しい人だと聞いています。お酒の替わりに香りのいいミントティーが出ます。

●The White Lotus City Tel: 03-9326-6040) ビクトリアマーケットから3分ぐらいの所にある中国人のレストラン。魔法のように料理を作ってくれて、とてもビックリします。なにしろ食べてみて初めて、肉や魚ではないことがわかるのですから。特に「魚」料理がおすすめ。野菜を利用して尾も皮もついた「ニセモノ」を作ってくれます。ここのオーナーも優しい人で、中国人のボランティア団体を運営しています。

●Friends of the Earth (Collingwood Tel: 03-9417-4564 ) ヒッピーっぽい文化が面白いところで、オーガニックのベジタリアン・ランチセット($6)が有名。おかわりもできます。有機栽培のものを扱っているCOOPや本屋も併設しています。

友達とベジタリアンパーティーを開いてもいいかもしれません。ベジタリアン料理の本を借りてきて、レシピに挑戦するのです。ベジタリアンの知り合いがいたら、その人からレシピを教わってもいいでしょう。新しいことをするとき、友達と一緒に始めたり、人から教えてもらったりするほうが楽しいです。

価値観を変えよう

私は動物の権利の為、また自分の健康のために有機肉を買うようになりました。私の体は抗生物質に敏感なのです。抗生物質を与えられ続けた動物はかわいそうだし、私にも合いません。有機肉は高いのではなく普通の肉が安すぎると考えるようになりました。生き物は貴重なものです。肉を食べるとしても、カゴに入れられっぱなしの生き物ではなく、元気で仲間と放し飼いで楽しく暮らした動物の肉を食べたいです。クイズをした後、自分の体が喜ぶことをもっと大切にし、持ち物は最小限にしようと思いました。人間の素晴らしさは、持ち物の数で表わされるものではないと。そして豊かな人間関係を作り、小さな資源で創造的な暮らしをするのが私の理想です。


TIPS:想像力を高めるエクササイズをしよう

まず、上記のクイズを普通にやってみてください。次にもう一度、自分の消費量を減らして答えてみてください。それがあなたのすばらしい人生だと想像してみましょう。通勤には自転車を使い、新鮮な季節の食材を買って友達と料理を楽しむノ。それはどこでしょう? フランスの片田舎? オーストラリアのビーチ? 日本の村? 誰と一緒に住もうか、料理をしようかノ。土曜の夜は何をして楽しもうか? 目をつぶって想像することが素敵な未来の第1歩。素晴らしい未来を実現することにつながるでしょう。

今月のコミュニケーション英語 Almost/most/Almost all の使い方

日本語にすると、どれも「ほとんど」の意味ですが、英語では少しずつ意味が違います。

●This is lovely pasta, and its vegan! Well, almost vegan: it has anchovies in it. このパスタはおいしいし、ビーガンだね。あぁ、でも、アンチョビが入っているから、ほとんどビーガンだね。 <本当のビーガンとは言い切れないので、95%ぐらいをさします>

●Even though Japan is a Bhuddist country, almost all Japanese eat meat. 日本は仏教国ですが、ほとんどの日本人は肉を食べます。 <全員ではないので、95%ぐらいをさします>

Most Japanese don’t like lamb. ほとんどの日本人はラム肉が好きではありません。 <過半数という意味で75%ぐらいををさします>

●Cecilia, you use hashi so well, and wrap presents beautifully, and put your shoes nicely in pairs : you are almost Japanese! セシリア、あなたは箸を使うのが上手で、プレゼントの包装もうまく、 靴をちゃんとそろえるからほとんど日本人ですね。 <本当の日本人に近いという意味>

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