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物を大切に長く使うお話

こんにちは、セシリアです。節水が叫ばれているオーストラリア。パーマカルチャーの庭作りの方法の一つに、水を大事にする方法「スウェール」を作ることを説いています。それは、庭の斜面に10cm位の深さの溝を掘りめぐらし、雨水が流れ去るのではなく、じわじわと地面に吸収されるようにするのです。つまり地面がwater bank(天然貯水タンク)として機能するようにします。農園の場合スウェールの規模も大きくなり、川のように蛇行する長くゆっくりとしたルートをとります。その結果雨水は最大限地中に吸収され、そこには草が生え茂り緑豊かな美しい世界が誕生します。ゆっくり長い時間をかけて使うということは、資源を守る大切なことなのです。


古いものにも価値がある

私は若かった頃、欧米を中心にあちこちでホームステイをしました。お金持ちもお金のない家族もいました。美しい家で生活を育んでいるのは、時間の使い方や生活に取り入れる物に対して注意深い選択をしている家族でした。物が溢れている家族の所でもホームステイをしてみましたが、なぜか疲れてしまい、あまり長く滞在できませんでした。

スイスのOtt家は私のお気に入りの家族です。彼らは16世紀からある街の「200歳になる家」に住んでいました。彼らはレストランに行くかわりに、新鮮なチーズや野菜をマーケットで買い、それらをおいしく料理しました。お父さんはクラシック音楽が大好きで、高品質のレコードプレーヤーを持っていました。夕食後、彼は家族を食卓から連れ出し、彼のワインセラーからおいしいワインを選び、まるでコンサートに来ているかのような演出をしました。

またある時オリジナルの絵が欲しかったので、アーティスト達を家に何ヶ月も招待しました。すぐに飽きてしまう新しいものを買うかわりに、彼らは風格のあるantiqueや古いものを求めました。有名デザイナーLe Courbusierの1930年代の鉄と革でできた椅子もありました。それらの家具はとても素敵なデザインで、70年経った今でも素晴らしいものです。お母さんとお父さんは毎日仕事場から家に戻って一緒にランチを食べたり、その後は昼寝をしたりしていました。クリスマスにはそれぞれにプレゼントを買うかわりに、みんなでどこかに出かけました。

私はこの家族から大切なことを学びました。一つはスローライフの美しさ。もう一つは私たちが本当に欲しいと思うものに巡り会うまで待ち、それをずっといたわりながら使うことです。

最新流行のもので埋まったお金持ちの家はゴージャスに見えるかもしれないけど、人柄が入り込んだものが少なく、どこか味気のないショールームみたいでしょう。好きなもの、大事なものを長く持っていると持ち主のキャラクターがでてきて、温かみのある家になるものです。

洋服の「リサイクル」は楽しい

リサイクルの服や自分で作った服でコスチューム・パーティー。テーマは「タイタニック」。わかる...?

質の良いものにお金をかけて長く楽しむことはよい考えでしょう。でも、時と共に人は、新しいスキル、知恵などをつけて成長していきます。だから自己表現の一部としての衣服が、自分の成長と一緒に変わらないのはつまらないと思いませんか?

秋に葉を落とし春に新葉を出す木々は、その「衣服」を毎年変えていきます。人間と違うところは、木々はごみ処理場で気に入らなくなった衣服を処分し、資源を浪費するようなことはしません。冬の間落ち葉は腐敗し、栄養分として土壌に戻ります。そして春に、木々はその栄養分を吸収して新緑の葉を出すのです。私たち人間にもできることではないでしょうか。

セカンドハンドのものを買って「復活させる」のが子供の頃からの趣味です。私は7人兄弟の長女で家はお金持ちではなく、ティーンエジャーの時も、流行の服を買うお金もありませんでした。それでセカンドハンドのお店に行く習慣ができました。ここで買うのは2〜3年前の服ではありません。それらは明らかに流行遅れ。そこで30年前の服を買って作り直したのです。その時代のものは最新の服に比べて質が良く、丁寧に作られているのです。それに他の人が見たこともないようなものだから、かえって新鮮に見えました。

そうして「縫うこと」を覚えました。長いジーンズを買ってサブリナ型にしたり、長いワンピースをミニにしたりしました。うまく作り直すことは難しいけれど、パズルを組み合わせるように創造的で、やっているうちに本当に楽しくなります。  型直しやリサイクルされた衣服には、長く履けるスタイリッシュなデザインの靴を合わせましょう。その靴を履いた時、姿勢がよく歩き方がエレガントに見えれば、他の人はその衣服も特別なものだと思います。私の大好きなKylie Minougueはミュージック・ビデオの中で高価で素敵な靴を履きながら、友人がマーケットで$2で購入してくれたホット・パンツをはいています。Sex and the Cityに登場するCarrieも$300のサンダルを履く一方、$5の60年代のワンピースを着て出かけています。

流行のものを追うよりも、物を大切に使ったり、工夫してオリジナルにしたりする方が精神的に大切だと思います。古いものは価値がないと思うと、自分が年をとったとき「古くなった」と悲しくなってしまうかもしれませんよ。

掘り出しものをみつけよう

 今も「掘り出し物があるかも」と古着屋さんはよくのぞきます。おすすめのところを教えましょう。

市内ならRoyalアーケードのAnonymous Posh。昔の高品質な洋服が多く揃っています。 Brunswick (Swanston Stからトラムに乗ってBlyth St、124番Stopで降りる)のBrotherhood of St Lawrenceには、$20のウエディングドレスや$2のセーターなどがあります。ここは規模が大きく60〜70年代の上質の綿素材の品揃えが豊富。サイズの大きいドレスを買って小さく作り直すとゴージャスです。

あちこちの街で見かける赤いマークのSalvation Army Family Storeはおなじみかもしれません。近所のリサイクルショップを探すには、「OP SHOP ( opportunityからきています)」をYellow Pageで探しましょう。「Recycled clothing」で探しても出てきます。 毎週日曜日の午前中に開かれているCamberwell Market (http://www.thatsmelbourne.com.au の中で検索)もおすすめです。朝早いほどいいものが見つかります。 毎週木曜日にニュースエージェントで手に入れられるTrading POSTもおすすめです。分厚くてたくさんのカテゴリーに分かれているセカンドハンド紹介新聞で、売りたい人、買いたい人の情報が満載です。ここでもいいものはすぐになくなってしまいます。 そうして、自分で手直ししたり、リサイクルしたり、家族の歴史を作りながら思い出のあるものに囲まれて暮らせば、豊かな気持ちで心地よく暮らしていけると思います。

TIPS:ラベルが「財産」を守ります

15分を費やして持ち物に名前ラベルを貼りませんか? 私は、携帯電話や電子辞書などに住所・電話番号を書いた名前シールを張っています。以前、$400もした電子辞書をシドニー空港でなくしたことがあります。でも、名前ラベルをつけていたおかげで戻ってきました。15分かけてしたことで、また新しい物を買うためのお金を使わずにすんだのです。お気に入りのアンティークの傘をなくしたときも、忘れ物を調べた女性が傘を開いて私の名前ラベルを見つけ、大事なものだと思って電話してくれました。傘は6ヶ月後に戻ってきました。

親切をすることはみんな好きだと思います。でも名前ラベルがないと連絡先がわからず、その気持ちが果たせないことになります。イラストを描いたりした個性的なラベルなら、なおさら持ち主の思いが伝わって、見つけた人が「親切心」を起こすに違いありません。

今月のコミュニケーション英語:Back の使い方

backは動詞ではないのですが、間違って「戻る」という意味で使ってしまうのをよく聞きます。

× I back my office. ○ I went back to my office.または I returned to my office.

「オフィスに戻りました」というときは、動詞と一緒に使うか、returne を使います。

× I back the DVD to the Video Store. ○ I gave back the DVD to the Video Store. または ○ I returned the DVD to the Video Store.

「ビデオ店にDVDを戻しました」というときも同じ使い方です。

○Please put the milk back in the fridge.

「冷蔵庫に牛乳を戻してください」。 いつも「Verb+back」で覚えておくといいでしょう。

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